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Sky Wave Distillery / スカイ・ウェーブ蒸留所 スカイ・ウェーブ蒸留所があるのは、イギリス・イングランド南東部に位置するオックスフォードシャー州。ロンドンから日帰りも可能な、歴史と革新が共存する町「ビスター」です。 蒸溜所が所在する「ビスター・モーション」は、20世紀初頭より英国空軍ゆかりの航空関連施設として使用されてきた歴史ある場所です。現在では、クラシックカー関連企業や自動車エンジニアリング企業、航空関連企業などが集積し、英国の航空文化が息づくこの地は今、モビリティ産業の新たな拠点としても知られています。 スカイ・ウェーブ蒸留所は、元BBCジャーナリストのレイチェル・ヒックス氏と、元英国陸軍通信部隊(Royal Signals)の将校という経歴を持ち、The Gin Guildの理事も務めるアンドリュー・パーソンズ氏の二人によって設立されたクラフト蒸留所です。 二人に共通するキーワードは、「Adventure(冒険)」。 レイチェルは学生時代、チャリティイベントの一環として、ウエディングドレス姿でスイス・ジュネーブまでヒッチハイクで渡り切るという挑戦をやってのけました。BBC時代には、小型飛行機の翼の上に立ちながらニュースリポートを行うなど、型破りな取材を実践してきました。さらに、わずか50ポンドで購入した中古のレンジローバーで英国プリマスから西アフリカ・ガンビアまで走破した3週間の旅を成功させ、実に多様な人々との出会いを経験したといいます。 アンドリューもまた、数え切れないほどの冒険を重ねてきました。 1990年代初頭には、社会情勢が不安定だったアルバニアへ支援物資を届ける活動に携わりました。英国陸軍士官として、北アイルランドやアフガニスタンなど世界各地で任務に従事。その後は登山インストラクターとして、アルプスやカナダ・ロッキー山脈の険しい頂にも挑み、スイスの名峰マッターホルンでは九死に一生を得る経験もしたといいます。 さらに、スカイダイビングやカリブ海でのダイビング、伝統帆船でナイル川航行など、世界中の文化や自然に触れてきました。特に印象的なのは、アフガニスタンの過酷な環境から帰国後すぐにバッキンガム宮殿での衛兵交代式の指揮を執るというエピソード。このギャップが、忘れがたい経験だったそうです。 様々な冒険を経験している彼らは、大のジンファンでもあります。世界各地の多様なジンを味わってきましたが、純粋な興味から参加したジンスクールをきっかけに自らジンを造るという新たな可能性に目を向けるようになりました。やがて、自分たちの冒険や経験を映し出し、自分たちが本当に飲みたいと思えるジンを生み出すには、自ら造り手になるしかないという思いに至ります。それが、Sky Wave Gin誕生の出発点です。 「Sky Wave(スカイ・ウェーブ)」という言葉は、世界各地を旅し、自然の中で挑戦を重ねてきた二人の冒険心が込められています。 広大な空を越え、次なる冒険へと向かう波――その「空(Sky)」と「波(Wave)」を象徴しています。 「スカイ・ウェーブ」はラジオ放送や軍事通信において、遠く離れた場所へ電波を届ける無線通信の専門用語でもあります。世界を旅する中で故郷とつながり続けた二人にとって、この言葉は自らの経験と重なり、そして今度は自分たちのジンを世界中へ届けたいという想いとも結びついています。 彼らのブランドは2018年にスタートしました。当時子犬だった愛犬の「Tilly(ティリー)」と名付けたわずか2リットルの小さな銅製蒸留器で、何ヶ月もの試行錯誤を重ね、シグネチャーである「ロンドン ドライ ジン」と「ラズベリー&ルバーブ ジン」を開発。一度に2本しかジンを造れませんが、現在は、この蒸留器を製品開発に使用しています。 その後、13歳で亡くなった愛犬にちなんでつけた「Tessie(テッシー)」という、1回の蒸留で約100本のボトルを生産できる初のフルサイズ生産用スチルを導入。 現在は、メインの蒸留器に、「Basca(バスカ)」という1回の蒸留で約500本のボトルを生産できる銅製のポットスチルを使っています。バスカは、アンドリューの軍役時代に彼とともに多くの時間を過ごした愛犬であり、相棒から由来しています。 ボタニカルには世界各地から厳選した素材を使用し、オックスフォードシャー産のルバーブやラズベリー、地元の生け垣から採取されるブラックベリーも取り入れています。さらに地元の伝統を生かし、「ブレナム宮殿」の古くから王侯貴族に愛されてきた天然水を、すべてのブレンドに使用しています。 現在でも1バッチあたり最大500本以下という小ロットでの生産にこだわることで、繊細な味わいのコントロールを実現しています。 マスターディスティラーのアンドリューは、優れた蒸留家について次のように語ります。 「科学者であり数学者であり、細部への注意力と記録管理能力、そして鋭い味覚と嗅覚を備えた人物」 しかし、最終的にジンに命を吹き込むのはデータではなく人間の感性です。 テールカットでは、雑味が混ざり始める極めて繊細な境界線を自らの舌で決めています。 この徹底的な計算と、研ぎ澄まされた職人の感性で、驚くほど滑らかなジンが生まれます。 そうして生まれた「ロンドン ドライ ジン」は、ブランド立ち上げからわずか18か月で、World Gin Awards 2020の「World’s Best Contemporary Gin(世界最高のコンテンポラリージン)」を受賞しました。さらに、World Gin Awards 2024では、世界35カ国以上から集まった数百の蒸留所の中から、「Distillery of the Year 2024(2024年最優秀蒸留所)」に選出。そして、アール・デコの美学と環境に配慮したボトルの軽量化(100%英国製)を両立させた、世界で最も美しいジンのシリーズとして、同年、「Best Range Design(ベスト・レンジ・デザイン賞)」にも選出されています。 彼らは、創業からわずか数年で、味わい・蒸留所・パッケージのすべてにおいて世界最高峰の評価を得ています。現在は、87にわたる賞を受賞し、その歩みは、今なお続いています。 また、2019年から2026年にかけて214件以上の慈善活動や募金プロジェクトを支援しており、地域および全国規模の社会貢献活動に長期的に取り組んでいます。 |
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London Dry Gin / ロンドン ドライ ジン 生産地:イギリス ボタニカル:ジュニパー、グレープフルーツ、オレンジ、ブラックベリー、カルダモン、クローブ、コリアンダー、ジンジャー、オリス、ブラダーラック、マシュマロリーフなど 度 数:42% 世界各地から厳選した13種類のボタニカルをブレンド。王道なロンドンドライジンでありながら、ミステリアスで複雑な香りと、アルコールの角を感じさせない、なめらかな味わいが魅力です。 ジュニパーベリーを中心に、潮風を思わせる塩味やミネラル感が広がります。ほのかに青りんごやミントを思わせる爽やかな香りに、フレッシュなグレープフルーツやオレンジピールを思わせる柑橘由来の心地よいほろ苦さが重なり、複雑でありながらクリアな印象の香りを生み出します。 口当たりはなめらかで、アタックはやわらかく上品。カルダモンやジンジャーといったスパイスのアクセントが味わいに奥行きを与え、香りにも通じるほのかな塩味やミネラルを思わせる旨みがゆっくりと広がります。心地よいほろ苦さとほのかな甘みが美しく調和し、長くエレガントな余韻を楽しめます。 特におすすめの飲み方は、ジンそのものの個性を最も堪能できる「ドライ マティーニ」。 ![]() ![]() Raspberry & Rhubarb Gin / ラズベリー & ルバーブ ジン 生産地:イギリス ボタニカル:ジュニパー、グレープフルーツ、オレンジ、ブラックベリー、カルダモン、クローブ、コリアンダー、ジンジャー、オリス、ブラダーラック、マシュマロリーフ、ラズベリー、ルバーブなど 度 数:42% フルーツを使ったこのフレーバージンを、彼らは「大人のフルーツジン」と呼んでいます。かつてイギリスで人気を集めたピンクジンと呼ばれるフルーツジンは、もっと甘くてキャッチーなジンが多かったのですが、彼らは自分たち好みの「本格的なドライジン」に仕上げています。 オックスフォードシャーのルバーブと完熟したフレッシュなラズベリーを使用しており、人工的な着色料や香料、砂糖を一切加えずに自然な甘みと豊かな風味をもたらしています。 淡いコーラルピンクの外観。 香りは、ルバーブの青さのある爽やかな酸味と、どこか土を思わせるニュアンスに加え、完熟したラズベリーのコンフィチュールのような甘酸っぱさや、熱を通したパイナップルのような甘み、さらに少し青さが残ったマンゴーのような果実味が広がります。それらがロンドンドライジンのもつジュニパーやスパイスの香りと絶妙なバランスで溶け合い、ハイビスカスを思わせる華やかなフローラルさを添えます。全体として甘さに偏ることなく、スパイシーさを兼ね備えたドライな香りです。 口に含むと、清涼感のあるベリーやザクロジュースのような、深みのある甘酸っぱさが鮮やかに広がります。まろやかな甘みと柑橘由来の酸味が混ざり合った華やかさに、クローブやナツメグのスパイスが重なり、ほのかな渋みと塩味が味わいに輪郭を与えます。果実の旨味とともに、余韻まで長く続き、ただのフルーツジンではない、計算され尽くした大人のフルーツジンに仕上がっています。 特におすすめの飲み方は、ルバーブと相性の良いドライタイプのジンジャーエールで割る「ジン バック」です。 ![]() ![]() Orange & Madagascan Vanilla Gin / オレンジ & マダガスカル バニラ ジン 生産地:イギリス ボタニカル:ジュニパー、グレープフルーツ、オレンジ、ブラックベリー、カルダモン、クローブ、コリアンダー、ジンジャー、オリス、ブラダーラック、マシュマロリーフ、バニラなど 度 数:40% ロンドンドライジンをベースに、有機栽培されたオレンジをじっくりと浸漬させ、その果実をプレスして搾った果汁をジンに加えています。人工的な着色料や香料、砂糖を一切加えず、オレンジ本来の自然な甘みと豊かな風味を引き出しました。 オレンジは風味が際立ちすぎると酸味が前面に出てしまい、ジン本来のなめらかさを損なうことがあります。そのため、酸味の角をやわらげ、全体のバランスを整えるために、生産者から直接仕入れたマダガスカル産バニラを使用しています。 淡いペールイエローの外観。 香りは、まるでその場で絞ったようなフレッシュオレンジの香りが鮮やかに立ちのぼり、ベリー由来の酸味やミントの爽やかさが重なります。さらに、バニラやクローブといった甘みのあるスパイスと、ロンドンドライジンに通ずる塩味を帯びたミネラル感が調和し、香りに厚みを加えます。 口当たりは非常になめらかで、オレンジピールのような心地よいほろ苦さとバニラを思わせるクリーミーな甘みに、クローブやシナモンのような温かみのあるスパイスがアクセントを添えます。ドライジンの骨格と見事なバランスで溶け合い、繊細なフレーバーとともに余韻まで長く続く、まさに「大人のフルーツジン」です。 特におすすめの飲み方は、爽やかさを最大限に引き立てる「ジン トニック」です。 彼らが「パーフェクトサーブ」と呼ぶ黄金比は、ジン1に対してトニックウォーター2。トニックを加えすぎないことで、オレンジのフレッシュな香りとドライジンの骨格をバランスよく楽しむことができます。 ![]() ![]() おすすめのカクテルは下記よりご覧いただけます。 https://www.skywavegin.com/cocktails |
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